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人文研の収蔵資料について

サンパウロ人文科学研究所では、ブラジルにおける日本人移民の歴史や、日系人・日系社会に関する調査研究を行う機関として、1946年の活動開始以来、調査研究と並行して資料の収集・保存にも取り組んできました。
本ページでは、これまでに蓄積された資料の特徴を解説しながら、その一部をご紹介します。

収蔵資料の特徴

サンパウロ人文科学研究所の収蔵資料は、大きく「図書資料」と「個人資料(紙資料)」の二つに分類されます。これらに当てはまらない一部の資料については、「その他」として扱っています。

図書資料

日本語、ポルトガル語、その他の言語で書かれた書籍や出版物です。
単行本、学術書、研究報告書のほか、雑誌、新聞、パンフレット、小冊子、会報、同人誌などが含まれます。

個人資料

研究者や個人の方が所蔵していた調査資料、原稿、写真、手紙、日記、メモ、名簿、ノートなど、個人の活動や生活、調査・研究の記録に関わる資料です。

その他

紙資料以外にも、絵画、掛け軸、録音テープ、VHS、CD、DVDなどのデジタルメディアなど、受け入れています。

図書資料

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する図書資料の特徴をご紹介します。
当研究所の蔵書は、「移民関係図書」と「一般図書」に大別されますが、現在は「移民関係図書」のみを蔵書としてカウントしており、その数は約20,000点にのぼります。

収蔵資料の約9割が日本語で書かれたもので、残りの1割はポルトガル語資料であり、いずれもほとんどが、ブラジルおよび日本で出版されたものです。

「図書資料」の中には、単行本、学術書、研究報告書のほか、雑誌、新聞、パンフレット、小冊子、会報、同人誌など、多様な出版・印刷物が含まれています。

図書資料分類
下記がサンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の分類になります。
分類分類名          詳細等
0総記 Geral人文研叢書・紀要、研究機関叢書
1移民
Imigração Japonesa
1.0 移民・移民史(伝記含む)
1.1 日系・日系社会
1.2 移住地・植民地史
1.3 人名録・紳士録
1.4  その他
2農業・自然
Agricultura
植物、動物、セラード開発
コチア青年、産業開発青年
3政治・経済
Economia
商工業、法律、政治、経済
財政、金融
4教育・言語
Educação
日本語教育、辞典、教科書、教材
5宗教
Religião
キリスト教、仏教、神道、新興宗教
インディオ、信仰
6医学
Medicina
医療・健康、老人、公衆衛生
7団体活動
Associações
県連・県人会、文化・福祉団体
8文学
Literatura
8.0 シリーズ
8.1 詩・俳句・短歌
8.2 小説・エッセイ
8.3 地理・地誌・紀行
8.4 その他
9芸術・スポーツ
Arte・Esportes
9.0 写真集、画集、音楽、料理、文化活動
9.1 スポーツ
10日本就労
Dekassegui
出稼ぎ・在日日系人
11各国移民関係
Imigração em outros países
11.0 アメリカ合衆国・ハワイ
11.1 カナダ
11.2 メキシコ
11.3 コロンビア
11.4 ペルー
11.5 ボリビア
11.6 パラグアイ
11.7 アルゼンチン
11.8 ドミニカ共和国
11.9 その他の国
分類分類名          詳細等
P0Geral 総記人文研叢書・紀要、研究機関叢書
P1Imigração
ブラジルにおける移民
P1.0 Aspectos gerais 全般
P1.1 Japoneses 日系
P1.2 Europa Ocidental 西ヨーロッパ系
P1.3 Italianos イタリア系
P1.4 Alemães ドイツ系
P1.5 Leste Europeu 東ヨーロッパ系
P1.6 Judeus ユダヤ系
P1.7 Árabes アラブ系
P1.8 Outros その他
P2Agricultura
農業・自然
P3Economia・indústria
政治・経済・工業
P4Educação
教育・言語
P5Religião
宗教
P6Medicina
医学
P7Instituições e agremiações
Associações
団体活動
P8Literatura
文学
Poesia 詩
Biografias 伝記
Ensaios, ficção エッセイ・小説
P9Arte・Esportes
芸術・スポーツ
P10Dekassegui
Latino-americanos no Japão
デカセギ・日本就労
P11Imigração em outros países
各国移民関係
P12Cultura japonesa
日本文化
P13Relacionados ao Brasil
ブラジル関係
図書資料のご紹介
サンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の中で、特に閲覧リクエストの多い資料をご紹介します。
(移民の生活の歴史)
(在伯日本移植民廿五周年記念鑑)
(Imigrante Japonês: História de Sua Vida no Brasil)

個人資料(紙資料)

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料の特徴をご紹介します。
これらの資料は、アーキビストの清水邦俊氏によって、寄贈者ごとの資料群(コレクション)として整理・分類され、目録が作成されています。現在、33のコレクションを有しています。

個人資料一覧・解説

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料コレクション名とその解説の一覧です。

増田秀一資料

約1170点(1930 – 90年代)


増田秀一(ますだ ひでかず)が作成・収受した資料群である。同氏はエメボイ農事実習場の第1期実習生であり、その後エメボイ研究所創立に関わった。同農場実習場や同研究所に関する文書、またエメボイ実習場史の編纂に関する文書、同氏の趣味であった俳諧に関する文書等がある。

尾関興之助資料

約1200点(1940 – 1990年代


尾関興之助(おぜき こうのすけ)が作成・収受した資料群である。コチア産業組合やコチア産業組合中央会、またコチア60年史編さんに関する資料等がある。

中隅哲郎資料

約300点(1980 – 90年代)


中隅哲郎(なかすみ てつお)が作成・収受した資料群である。同氏はブラジル生薬研究所の代表を勤めていたことから、日本の製薬会社・ゴム協会等とのやりとりに関する資料がある。

後藤武夫資料

28点(1948 – 1969年)


後藤武夫(ごとう たけお)が作成・収受した資料群である。同氏が作成した日記や原稿がある。

半田知雄資料

約850点 (1920 – 80年代)


半田知雄(はんだ ともお)が作成・収受した資料群である。1917年渡伯し、1935年サンパウロ美術学校卒業。サンパウロ美術研究会(聖美会)を結成する。また当研究所の理事も務めた。本文書群は半田知雄・佐津江の日記や旅行記、両氏宛の書簡や随筆・詩集、半田家家計簿、移民の生活の歴史の原稿、半田知雄作品目録、絵画デッサン等がある。

清谷益次資料

約3300点 (1930 – 2010年代)


清谷益次(きよたに ますじ)が作成・収受した資料群である。1926年に渡伯し、パウリスタ新聞社・南伯農業協同組合中央会・当研究所の顧問等を務めた。また歌人・作家として活動し、雑誌『椰子樹』の編さんやパウリスタ文芸賞の選考にも関わった。本文書群は同氏の書簡・日記の他、短歌や俳句・随筆等の文芸関係やそれに関連する新聞切抜き、写真等がある。

宮尾進資料

約2800点 (江戸時代 – 2010年代)


宮尾進(みやお すすむ)が作成・収受、また収集した資料群である。同氏はサンパウロ人文科学研究所に勤務していた関係上、同研究所の職務や個人的研究に関する資料がある。また水野龍や蜂谷専一の書簡、江戸時代の和装本等がある。

河合武夫資料

約830点 (1920 – 90年代)


河合武夫(かわい たけお)が作成・収受した資料群である。1937年に渡伯。知人や家族の書簡や個人の日記が主である。また同氏はサンパウロ人文科学研究所に勤務していた関係上、同研究所の活動に関する資料もある。

斉藤広志資料

約2000点 (1940 – 2000年代)


斉藤広志(さいとう ひろし)が作成・収受した資料群である。1934年に渡伯し、後にサンパウロ大学教授となる。文化人類学者。移民70年祭・留学や研修、各種調査・シンポジウムや新聞切抜き・書簡等がある。

河添清資料

約570点 (1930 – 80年代)


河添清(かわぞえ きよし)が職務上作成・収受した文書群である。山口県熊毛郡田布施町出身。ブラジル柘植組合へ入社し昭和9年渡伯する。1960年まで本部会計課に在籍した。ブラ拓がジャミック移植民有限会社と合併後はジャミックへ入社し、ブラ拓の業務整理を担当した。1964年退職。その後河添経済事務所を開設した。本文書群は、同氏がブラ拓の業務整理を担当したことから、譲り受けたものと思われる。ブラ拓の閉鎖に伴う資産譲渡関係や戦前の政治家平生八三郎の遺産手続きに関する文書等がある。

鈴木貞次郎資料

約700点 (1900 – 70年代)


鈴木貞次郎(すずき ていじろう)(号:南樹)が作成・収受した資料群である。同氏の和歌や随筆の原稿、航海日記や書簡、新聞切抜き等がある。

沖本磯満資料

約320点 (1940 – 90年代)


沖本磯満(おきもと いそみつ)が作成・収受した資料群である。伯剌西爾時報の編集長、週刊時報社社長等を勤めた。週刊時報対サンパウロ紙裁判関係、天照教事件関係、南米神社関係、マリリア獄中日記、新聞切抜き等がある。

安良田済資料

約280点 (1940 – 90年代)


安良田済(あらた すむ)が作成・収受した資料群である。俳句や随筆の原稿、これらに関する新聞切抜き等である。

山里潔資料

約1600点 (1950 – 2000年代)


山里潔(やまざと きよし)が作成・収受した資料群である。沖縄の土地売買関係、自身の宗教観を広める活動に関するパンフレットや手記、書簡等である。

伊藤直資料

約2300点 (1930 – 2000年代)


伊藤直(いとう すなお)が作成・収受した資料群である。1937年渡伯し、南米銀行、パウリスタ新聞社に勤務、1949年にカルロポリスへ移り農場を経営する。コチア産業組合本部で諸役員、セラード開発農牧会社を創立し専務理事を務める。同氏が旅行した際の地図や観光パンフレット、コチア産業組合関係や書簡等がある。

小林成十資料

約120点 (1990 – 2000年代)


小林成十(こばやし しげと)が作成・収受した資料群である。ブラジル日本商工会議所関係や農業に関する雑誌等がある。

栢野桂山資料

10点 (1930 – 2010年代)


栢野桂山(かやの けいざん)が作成・収受した資料群である。同氏の俳句集や文芸集等がある。

北島研三資料

12点 (1910年代)


北島研三(きたじま けんぞう)が作成した日記である。同氏は医師として1913年に渡伯し、その後は桂・レジストロ両植民地にて医業に従事した。

清水宗二郎資料

約35点 (1920 – 80年代)


清水宗二郎(しみず そうじろう)が作成・収受した資料群である。同氏の日記やメモ書き・俳句集がある。

中尾熊喜資料

約380点 (1930 – 70年代)


中尾熊喜(なかお くまき)が作成・収受した資料群である。1914年に渡伯、その後コチア日本人会会長、コチア産業組合専務理事、ブラジル日本文化協会会長等を務める。本研究所の設立メンバーでもある。移民訪日団関係や文協や県連関係等の資料がある。

香山六郎資料

5点 (1970年代)


香山六郎(こうやま ろくろう)自身が執筆した回想録の原稿と雑記帳である。

森田左京資料

約80点 (1960 – 2000年代)


森田左京(もりた さきょう)が作成・収受した資料群である。書簡や写真、図書である。

野村いさお資料

約360点 (1940 – 1970年代)


町田勇吉が作成・収受した資料群である。同氏は臣道連盟の支部長を務めた関係上、同連盟本部からの通達書や書簡がある。同氏の娘の夫が野村いさお(のむら いさお)であり、野村から本研究所へ寄贈された。

古関徳弥資料

約80点 (1920 – 40年代)


古関徳弥(こせき とくや)が作成・収集した資料群である。1925年に渡伯、ブラジル柘植組合へ入社後、チエテ移住地の支配人へ就任。1941年に帰国した際、拓務省の海南島開発計画樹立のため、同省の嘱託となった。海南島に関する文書や日記・書簡等がある。

安田良一資料

5点 (1900年代)


笠戸丸以前にブラジルへ渡った安田良一(やすだ りょういち)が書いた日記と、それを河合武夫がポルトガル語に翻訳したものである。

内山勝男資料

約4200点 (1930 – 2000年代)


内山勝男(うちやま かつお)が職務上作成・収受した資料群である。1930年に渡伯し、サンパウロ州新報社へ入社し日伯新聞へ移り、1947年サンパウロ新聞の創業に参加、以後編集長、編集主幹をつとめる一方、日本の中日新聞・東京新聞の通信員としてブラジル情報を送った。同氏が執筆した原稿や執筆のために収集した資料等である。

楡木久一資料

約2400点 (1930 – 90年代)


楡木久一(にれき ひさいち)が作成・収受した資料群である。1931年に渡伯し、行商、飲食店、洋服の仕立て業等に従事した。勝ち負け抗争では勝ち組を支持し、その立場から収集した新聞や資料、1970年代から80年代の日記等がある。日記のうち1938年11月分から1964年12月分は国立国会図書館へ売却され、現在は憲政資料室が所蔵している。

高橋暎子資料

約20点 (1980 – 81年)


高橋暎子(たかはし えいこ)が収受した書簡類である。同氏は武本由夫に和歌を師事していたため、そのやりとりである。

田中儀一資料

32点 (1930 – 70年代)


田中儀一(たなか ぎいち)が作成・収受した資料群である。同氏の書簡を写したノートである。

日本語普及会資料

約450点(1964年~1980年)


日本語普及会(にほんごふきゅうかい)が作成・収受した資料群である。同会はブラジル日本語センターの前進の組織である。評議員会や理事会等の議事録、収支関係の書類がある。

日本語教育資料

約600点(1910年代~2000年代)


サンパウロ人文科学研究所が収集した日本語教育(にほんごきょういく)に関する資料群である。資料の前所蔵者は水上真由美、津野豪臣、藪谷定治、内山勝男、ブラジル日本語普及会等である。戦前からの日本語教科書の他、日本語普及会の内部資料等である。

新聞資料

約2800点(1930年代~2000年代)


サンパウロ人文科学研究所が収集したブラジル国内で発行された邦字新聞、中外新聞・評論新聞・世論新聞・聖州新報、その他日本・ブラジルとこの2か国以外で発行された新聞や切抜き等である。

個人資料リスト(表)

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料のコレクションリストです。

*はサンパウロ人文科学研究所ゆかりの研究者・関係者
No.コレクション名年代点数タグ
0人文研資料
1増田秀一資料*1930 – 90年代約1170点エメボイ実習場、俳諧
2尾関興之助資料*1940 – 90年代約1200点コチア産業組合、コチア産業組合中央会
コチア60年史編さん
3中隅哲郎資料1980 – 90年代約300点ブラジル生薬研究所
4後藤武夫資料1948 – 69年28点
5半田知雄資料*1920 – 80年代約850点画家、聖美会、移民の生活の歴史
6清谷益次資料*1930 – 2010年代約3300点ウリスタ新聞社、南伯農業協同組合中央会
椰子樹、パウリスタ文芸賞
7宮尾進資料*江戸時代 – 2010年代約2800点水野龍、蜂谷専一
8河合武夫資料*1920 – 90年代約830点文芸
9斉藤広志資料*1930 – 80年代約570点サンパウロ大学教授、
文化人類学者、移民70年祭
10河添清資料1930 – 80年代約570点ブラジル柘植組合、ブラ拓、ジャミック
平生八三郎
11鈴木貞次郎資料1900 – 70年代約700点和歌、随筆、航海日記
12沖本磯満資料1940 – 90年代約320点伯剌西爾時報、週刊時報、天照教事件
南米神社、マリリア獄中日記
13安良田済資料1940 – 90年代約280点俳句、随筆
14山里潔資料*1950 – 2000年代約1600点沖縄、布教活動
15伊藤直資料1930 – 2000年代約2300点南米銀行、パウリスタ新聞社
コチア産業組合、セラード開発農牧会社
16小林成十資料1990 – 2000年代約120点ブラジル日本商工会議所
17栢野桂山資料1930 – 2010年代10点俳句集、文芸集
18北島研三資料1910年代12点医療、
桂・レジストロ両植民地
19清水宗二郎資料1920 – 80年代約35点俳句集
20中尾熊喜資料*1930 – 70年代約380点文協、県連、日本移民50年祭
ロータリークラブ
21香山六郎資料*1970年代5点香山六郎回想録
22森田左京資料1960 – 2000年代約80点
23野村いさお資料1940 – 70年代約360点町田勇吉、臣道連盟
24古関徳弥資料1920 – 40年代約80点ブラジル柘植組合、
チエテ移住地
25安田良一資料1900年代5点日記、河合武夫
26内山勝男資料1930 – 2000年代約4200点サンパウロ州新報社、
日伯新聞、サンパウロ新聞
27楡木久一資料1930 – 90年代約2400点
28高橋暎子資料1980 – 81年約20点武本由夫、和歌
29田中儀一資料1930 – 70年代32点書簡写し
30日本語普及会資料1964 – 80年約450点ブラジル日本語センター
31日本語教育資料1910 – 2000年代約600点水上真由美、津野豪臣、藪谷定治、内山勝男、
ブラジル日本語普及会
32新聞資料1930 – 2000年代約2800点中外新聞、評論新聞
世論新聞、聖州新報
33
個人資料のご紹介
サンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の中で、特に閲覧リクエストの多い資料をご紹介します。
(半田知雄資料)
(宮尾進資料)

その他の資料

人文研の図書資料の特徴について紹介します。

その他の資料
(準備中)

人文研の収蔵資料について

サンパウロ人文科学研究所では、ブラジルにおける日本人移民の歴史や、日系人・日系社会に関する調査研究を行う機関として、1946年の活動開始以来、調査研究と並行して資料の収集・保存にも取り組んできました。
本ページでは、これまでに蓄積された資料の特徴を解説しながら、その一部をご紹介します。

収蔵資料の特徴

サンパウロ人文科学研究所の収蔵資料は、大きく「図書資料」と「個人資料(紙資料)」の二つに分類されます。これらに当てはまらない一部の資料については、「その他」として扱っています。

図書資料

日本語、ポルトガル語、その他の言語で書かれた書籍や出版物です。
単行本、学術書、研究報告書のほか、雑誌、新聞、パンフレット、小冊子、会報、同人誌などが含まれます。

個人資料

研究者や個人の方が所蔵していた調査資料、原稿、写真、手紙、日記、メモ、名簿、ノートなど、個人の活動や生活、調査・研究の記録に関わる資料です。

その他

紙資料以外にも、絵画、掛け軸、録音テープ、VHS、CD、DVDなどのデジタルメディアなど、受け入れています。

図書資料

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する図書資料の特徴をご紹介します。
当研究所の蔵書は、「移民関係図書」と「一般図書」に大別されますが、現在は「移民関係図書」のみを蔵書としてカウントしており、その数は約20,000点にのぼります。

収蔵資料の約9割が日本語で書かれたもので、残りの1割はポルトガル語資料であり、いずれもほとんどが、ブラジルおよび日本で出版されたものです。

「図書資料」の中には、単行本、学術書、研究報告書のほか、雑誌、新聞、パンフレット、小冊子、会報、同人誌など、多様な出版・印刷物が含まれています。


図書資料分類
下記がサンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の分類になります。
分類分類名          詳細等
0総記 Geral人文研叢書・紀要、研究機関叢書
1移民
Imigração Japonesa
1.0 移民・移民史(伝記含む)
1.1 日系・日系社会
1.2 移住地・植民地史
1.3 人名録・紳士録
1.4  その他
2農業・自然
Agricultura
植物、動物、セラード開発
コチア青年、産業開発青年
3政治・経済
Economia
商工業、法律、政治、経済
財政、金融
4教育・言語
Educação
日本語教育、辞典、教科書、教材
5宗教
Religião
キリスト教、仏教、神道、新興宗教
インディオ、信仰
6医学
Medicina
医療・健康、老人、公衆衛生
7団体活動
Associações
県連・県人会、文化・福祉団体
8文学
Literatura
8.0 シリーズ
8.1 詩・俳句・短歌
8.2 小説・エッセイ
8.3 地理・地誌・紀行
8.4 その他
9芸術・スポーツ
Arte・Esportes
9.0 写真集、画集、音楽、料理、文化活動
9.1 スポーツ
10日本就労
Dekassegui
出稼ぎ・在日日系人
11各国移民関係
Imigração em outros países
11.0 アメリカ合衆国・ハワイ
11.1 カナダ
11.2 メキシコ
11.3 コロンビア
11.4 ペルー
11.5 ボリビア
11.6 パラグアイ
11.7 アルゼンチン
11.8 ドミニカ共和国
11.9 その他の国
分類分類名          詳細等
P0Geral 総記人文研叢書・紀要、研究機関叢書
P1ImigraçãImigração
ブラジルにおける移民
P1.0 Aspectos gerais 全般
P1.1 Japoneses 日系
P1.2 Europa Ocidental 西ヨーロッパ系
P1.3 Italianos イタリア系
P1.4 Alemães ドイツ系
P1.5 Leste Europeu 東ヨーロッパ系
P1.6 Judeus ユダヤ系
P1.7 Árabes アラブ系
P1.8 Outros その他
P2Agricultura
農業・自然
P3Economia・indústria
政治・経済・工業
P4Educação
教育・言語
P5Religião
宗教
P6Medicina
医学
P7Instituições e agremiações
Associações
団体活動
P8Literatura
文学
Poesia 詩
Biografias 伝記
Ensaios, ficção エッセイ・小説
P9Arte・Esportes
芸術・スポーツ
P10Dekassegui
Latino-americanos no Japão
デカセギ・日本就労
P11Imigração em outros países
各国移民関係
P12Cultura japonesa
日本文化
P13Relacionados ao Brasil
ブラジル関係
図書資料のご紹介
サンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の中で、特に閲覧リクエストの多い資料をご紹介します。
(移民の生活の歴史)
(在伯日本移植民廿五周年記念鑑)
(Imigrante Japonês: História de Sua Vida no Brasil)

個人資料(紙資料)

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料の特徴をご紹介します。
これらの資料は、アーキビストの清水邦俊氏によって、寄贈者ごとの資料群(コレクション)として整理・分類され、目録が作成されています。現在、33のコレクションを有しています。


個人資料一覧・解説

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料コレクション名とその解説の一覧です。

増田秀一資料

約1170点(1930 – 90年代)


増田秀一(ますだ ひでかず)が作成・収受した資料群である。同氏はエメボイ農事実習場の第1期実習生であり、その後エメボイ研究所創立に関わった。同農場実習場や同研究所に関する文書、またエメボイ実習場史の編纂に関する文書、同氏の趣味であった俳諧に関する文書等がある。

尾関興之助資料

約1200点(1940 – 1990年代


尾関興之助(おぜき こうのすけ)が作成・収受した資料群である。コチア産業組合やコチア産業組合中央会、またコチア60年史編さんに関する資料等がある。

中隅哲郎資料

約300点(1980 – 90年代)


中隅哲郎(なかすみ てつお)が作成・収受した資料群である。同氏はブラジル生薬研究所の代表を勤めていたことから、日本の製薬会社・ゴム協会等とのやりとりに関する資料がある。

後藤武夫資料

28点(1948 – 1969年)


後藤武夫(ごとう たけお)が作成・収受した資料群である。同氏が作成した日記や原稿がある。

半田知雄資料

約850点 (1920 – 80年代)


半田知雄(はんだ ともお)が作成・収受した資料群である。1917年渡伯し、1935年サンパウロ美術学校卒業。サンパウロ美術研究会(聖美会)を結成する。また当研究所の理事も務めた。本文書群は半田知雄・佐津江の日記や旅行記、両氏宛の書簡や随筆・詩集、半田家家計簿、移民の生活の歴史の原稿、半田知雄作品目録、絵画デッサン等がある。

清谷益次資料

約3300点 (1930 – 2010年代)


清谷益次(きよたに ますじ)が作成・収受した資料群である。1926年に渡伯し、パウリスタ新聞社・南伯農業協同組合中央会・当研究所の顧問等を務めた。また歌人・作家として活動し、雑誌『椰子樹』の編さんやパウリスタ文芸賞の選考にも関わった。本文書群は同氏の書簡・日記の他、短歌や俳句・随筆等の文芸関係やそれに関連する新聞切抜き、写真等がある。

宮尾進資料

約2800点 (江戸時代 – 2010年代)


宮尾進(みやお すすむ)が作成・収受、また収集した資料群である。同氏はサンパウロ人文科学研究所に勤務していた関係上、同研究所の職務や個人的研究に関する資料がある。また水野龍や蜂谷専一の書簡、江戸時代の和装本等がある。

河合武夫資料

約830点 (1920 – 90年代)


河合武夫(かわい たけお)が作成・収受した資料群である。1937年に渡伯。知人や家族の書簡や個人の日記が主である。また同氏はサンパウロ人文科学研究所に勤務していた関係上、同研究所の活動に関する資料もある。

斉藤広志資料

約2000点 (1940 – 2000年代)


斉藤広志(さいとう ひろし)が作成・収受した資料群である。1934年に渡伯し、後にサンパウロ大学教授となる。文化人類学者。移民70年祭・留学や研修、各種調査・シンポジウムや新聞切抜き・書簡等がある。

河添清資料

約570点 (1930 – 80年代)


河添清(かわぞえ きよし)が職務上作成・収受した文書群である。山口県熊毛郡田布施町出身。ブラジル柘植組合へ入社し昭和9年渡伯する。1960年まで本部会計課に在籍した。ブラ拓がジャミック移植民有限会社と合併後はジャミックへ入社し、ブラ拓の業務整理を担当した。1964年退職。その後河添経済事務所を開設した。本文書群は、同氏がブラ拓の業務整理を担当したことから、譲り受けたものと思われる。ブラ拓の閉鎖に伴う資産譲渡関係や戦前の政治家平生八三郎の遺産手続きに関する文書等がある。

鈴木貞次郎資料

約700点 (1900 – 70年代)


鈴木貞次郎(すずき ていじろう)(号:南樹)が作成・収受した資料群である。同氏の和歌や随筆の原稿、航海日記や書簡、新聞切抜き等がある。

沖本磯満資料

約320点 (1940 – 90年代)


沖本磯満(おきもと いそみつ)が作成・収受した資料群である。伯剌西爾時報の編集長、週刊時報社社長等を勤めた。週刊時報対サンパウロ紙裁判関係、天照教事件関係、南米神社関係、マリリア獄中日記、新聞切抜き等がある。

安良田済資料

約280点 (1940 – 90年代)


安良田済(あらた すむ)が作成・収受した資料群である。俳句や随筆の原稿、これらに関する新聞切抜き等である。

山里潔資料

約1600点 (1950 – 2000年代)


山里潔(やまざと きよし)が作成・収受した資料群である。沖縄の土地売買関係、自身の宗教観を広める活動に関するパンフレットや手記、書簡等である。

伊藤直資料

約2300点 (1930 – 2000年代)


伊藤直(いとう すなお)が作成・収受した資料群である。1937年渡伯し、南米銀行、パウリスタ新聞社に勤務、1949年にカルロポリスへ移り農場を経営する。コチア産業組合本部で諸役員、セラード開発農牧会社を創立し専務理事を務める。同氏が旅行した際の地図や観光パンフレット、コチア産業組合関係や書簡等がある。

小林成十資料

約120点 (1990 – 2000年代)


小林成十(こばやし しげと)が作成・収受した資料群である。ブラジル日本商工会議所関係や農業に関する雑誌等がある。

栢野桂山資料

10点 (1930 – 2010年代)


栢野桂山(かやの けいざん)が作成・収受した資料群である。同氏の俳句集や文芸集等がある。

北島研三資料

12点 (1910年代)


北島研三(きたじま けんぞう)が作成した日記である。同氏は医師として1913年に渡伯し、その後は桂・レジストロ両植民地にて医業に従事した。

清水宗二郎資料

約35点 (1920 – 80年代)


清水宗二郎(しみず そうじろう)が作成・収受した資料群である。同氏の日記やメモ書き・俳句集がある。

中尾熊喜資料

約380点 (1930 – 70年代)


中尾熊喜(なかお くまき)が作成・収受した資料群である。1914年に渡伯、その後コチア日本人会会長、コチア産業組合専務理事、ブラジル日本文化協会会長等を務める。本研究所の設立メンバーでもある。移民訪日団関係や文協や県連関係等の資料がある。

香山六郎資料

5点 (1970年代)


香山六郎(こうやま ろくろう)自身が執筆した回想録の原稿と雑記帳である。

森田左京資料

約80点 (1960 – 2000年代)


森田左京(もりた さきょう)が作成・収受した資料群である。書簡や写真、図書である。

野村いさお資料

約360点 (1940 – 1970年代)


町田勇吉が作成・収受した資料群である。同氏は臣道連盟の支部長を務めた関係上、同連盟本部からの通達書や書簡がある。同氏の娘の夫が野村いさお(のむら いさお)であり、野村から本研究所へ寄贈された。

古関徳弥資料

約80点 (1920 – 40年代)


古関徳弥(こせき とくや)が作成・収集した資料群である。1925年に渡伯、ブラジル柘植組合へ入社後、チエテ移住地の支配人へ就任。1941年に帰国した際、拓務省の海南島開発計画樹立のため、同省の嘱託となった。海南島に関する文書や日記・書簡等がある。

安田良一資料

5点 (1900年代)


笠戸丸以前にブラジルへ渡った安田良一(やすだ りょういち)が書いた日記と、それを河合武夫がポルトガル語に翻訳したものである。

内山勝男資料

約4200点 (1930 – 2000年代)


内山勝男(うちやま かつお)が職務上作成・収受した資料群である。1930年に渡伯し、サンパウロ州新報社へ入社し日伯新聞へ移り、1947年サンパウロ新聞の創業に参加、以後編集長、編集主幹をつとめる一方、日本の中日新聞・東京新聞の通信員としてブラジル情報を送った。同氏が執筆した原稿や執筆のために収集した資料等である。

楡木久一資料

約2400点 (1930 – 90年代)


楡木久一(にれき ひさいち)が作成・収受した資料群である。1931年に渡伯し、行商、飲食店、洋服の仕立て業等に従事した。勝ち負け抗争では勝ち組を支持し、その立場から収集した新聞や資料、1970年代から80年代の日記等がある。日記のうち1938年11月分から1964年12月分は国立国会図書館へ売却され、現在は憲政資料室が所蔵している。

高橋暎子資料

約20点 (1980 – 81年)


高橋暎子(たかはし えいこ)が収受した書簡類である。同氏は武本由夫に和歌を師事していたため、そのやりとりである。

田中儀一資料

32点 (1930 – 70年代)


田中儀一(たなか ぎいち)が作成・収受した資料群である。同氏の書簡を写したノートである。

日本語普及会資料

約450点(1964年~1980年)


日本語普及会(にほんごふきゅうかい)が作成・収受した資料群である。同会はブラジル日本語センターの前進の組織である。評議員会や理事会等の議事録、収支関係の書類がある。

日本語教育資料

約600点(1910年代~2000年代)


サンパウロ人文科学研究所が収集した日本語教育(にほんごきょういく)に関する資料群である。資料の前所蔵者は水上真由美、津野豪臣、藪谷定治、内山勝男、ブラジル日本語普及会等である。戦前からの日本語教科書の他、日本語普及会の内部資料等である。

新聞資料

約2800点(1930年代~2000年代)


サンパウロ人文科学研究所が収集したブラジル国内で発行された邦字新聞、中外新聞・評論新聞・世論新聞・聖州新報、その他日本・ブラジルとこの2か国以外で発行された新聞や切抜き等である。

個人資料リスト(表)

サンパウロ人文科学研究所が所蔵する個人資料のコレクションリストです。

*はサンパウロ人文科学研究所ゆかりの研究者・関係者
No.コレクション名年代点数タグ
0人文研資料
1増田秀一資料*1930 – 90年代約1170点エメボイ実習場、俳諧
2尾関興之助資料1940 – 90年代約1200点コチア産業組合、コチア産業組合中央会
コチア60年史編さん
3中隅哲郎資料1980 – 90年代約300点ブラジル生薬研究所
4後藤武夫資料1948 – 69年28点
5半田知雄資料*1920 – 80年代約850点画家、聖美会、移民の生活の歴史
6清谷益次資料*1930 – 2010年代約3300点ウリスタ新聞社、南伯農業協同組合中央会
椰子樹、パウリスタ文芸賞
7宮尾進資料*江戸時代 – 2010年代約2800点水野龍、蜂谷専一
8河合武夫資料*1920 – 90年代約830点文芸
9斉藤広志資料*1930 – 80年代約570点サンパウロ大学教授、
文化人類学者、移民70年祭
10河添清資料1930 – 80年代約570点ブラジル柘植組合、ブラ拓、ジャミック
平生八三郎
11鈴木貞次郎資料1900 – 70年代約700点和歌、随筆、航海日記
12沖本磯満資料1940 – 90年代約320点伯剌西爾時報、週刊時報、天照教事件
南米神社、マリリア獄中日記
13安良田済資料1940 – 90年代約280点俳句、随筆
14山里潔資料1950 – 2000年代約1600点沖縄、布教活動
15伊藤直資料1930 – 2000年代約2300点南米銀行、パウリスタ新聞社
コチア産業組合、セラード開発農牧会社
16小林成十資料1990 – 2000年代約120点ブラジル日本商工会議所
17栢野桂山資料1930 – 2010年代10点俳句集、文芸集
18北島研三資料1910年代12点医療、
桂・レジストロ両植民地
19清水宗二郎資料1920 – 80年代約35点俳句集
20中尾熊喜資料1930 – 70年代約380点文協、県連、日本移民50年祭
ロータリークラブ
21香山六郎資料1970年代5点香山六郎回想録
22森田左京資料1960 – 2000年代約80点
23野村いさお資料1940 – 70年代約360点町田勇吉、臣道連盟
24古関徳弥資料1920 – 40年代約80点ブラジル柘植組合、
チエテ移住地
25安田良一資料1900年代5点日記、河合武夫
26内山勝男資料1930 – 2000年代約4200点サンパウロ州新報社、
日伯新聞、サンパウロ新聞
27楡木久一資料1930 – 90年代約2400点
28高橋暎子資料1980 – 81年約20点武本由夫、和歌
29田中儀一資料1930 – 70年代32点書簡写し
30日本語普及会資料1964 – 80年約450点ブラジル日本語センター
31日本語教育資料1910 – 2000年代約600点水上真由美、津野豪臣、藪谷定治、内山勝男、
ブラジル日本語普及会
32新聞資料1930 – 2000年代約2800点中外新聞、評論新聞
世論新聞、聖州新報
33
個人資料のご紹介
サンパウロ人文科学研究所所蔵の移民関係図書資料の中で、特に閲覧リクエストの多い資料をご紹介します。
(半田知雄資料)
(宮尾進資料)

その他の資料

人文研の図書資料の特徴について紹介します。

その他の資料
(準備中)
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