『大武和三郎 辞書編纂と数奇な生涯』を刊行
terça-feira, 27 de maio de 2008

 この度、サンパウロ人文科学研究所とブラジル日本移民史料館は、戦前、葡和・和葡辞書を編纂した大武和三郎の生涯を紹介する小冊子『日伯友好の礎〜大武和三郎〜辞書編纂と数奇な生涯』を刊行しました。

 これはニッケイ新聞の堀江剛史記者が本年2月から3月に渡り同紙で連載した『日伯友好の礎~大武和三郎~辞書編纂と数奇な生涯』を収録するとともに、ブラジル日本移民史料館「大武和三郎」常設コーナーに関する紹介や、大武和三郎に関する写真・年表等を加えて再編集したもの。

 大武和三郎は「笠戸丸」移民に先立つ1890年にブラジルに渡り、数奇な運命をたどった先人ですが、なかでも彼が30年余りの歳月を費やして編纂したポルトガル語辞書については、戦前・戦後の移民が計り知れない学恩を受けてきたことでも知られています。

 本冊子では、徹底した取材と資料収集に基づいて、彼の生涯に迫っています。

 発行部数は2000部。44ページ。発刊を記念して個人につき1冊、団体につき3冊までは無料で差し上げております。お問い合わせはサンパウロ人文科学研究所(11-3277-8616)まで。


サンパウロ人文科学研究所 Centro de Estudos Nipo-Brasileiros