著者:
鈴木正威
出版社:
サンパウロ人文科学研究所
発行年(月):
2007年7月
ページ数:
530
寸法:
21.1 cm x 15.0 cm x 2.6 cm
重さ:
600g
概要:
序 章 伝道の精神
第一章 日本
1.自分を語るということ
2.西宮にて
3.兵庫県立神戸第一小学校
4.時代の背景
5.ブラジルへ
第二章 アリアンサ移住地
1.約束の大地へ
2.ブラジルの日本移民とその背景
3.「林相・地味共稀に見る沃土」にて
第三章 ポルト・アレグレ神学校
1.「山庵雑記」の背景と神学校への途
2.ブラジルの南部とポルト・アレグレ
3.「山庵雑記」一九三一年
4.「山庵雑記」一九三二年
5.「山庵雑記」一九三三年
第四章 サン・パウロ遊学と戦争の谷間
1.学窓にて
2.父利兵衛の死
3.生涯の先達と友人たち
4.戦時中の生活
5.大恋愛
第五章 土曜会とその『時代』
1.勝ち負け抗争と臣道連盟
2.排日機運と憲法審議会
3.土曜会の誕生
4.同人誌『時代』
5.「三代目には猿になる」
6.土曜会と『時代』の果たした役割
第六章 資産凍結解除運動
1.オレも移民になったよ―山本喜誉司の登場
2.懇話会の結成
3.解除運動の背景
4.解除運動の経過
5.君塚大使の赴任と悌一
第七章 ブラジル日系人実態調査
1.統合への途
2.日系人実態調査の概要
3.実態調査の結果 その一
4.実態調査の結果 その二
5.そのことの悌一
6.実態調査の評価
第八章 サン・パウロ大学日本文化研究所
1.山本の文化構想
2.サン・パウロ大学文学部東洋学科日本語科主任教授
3.日本文化会館の建設
4.新しい研究所所長として
5.ブラジル日本移民七〇周年記念シンポジウム
終 章 晩年
1.中国紀行
2.豊饒の森にて
3.画道三昧
4.家庭における父親像
5.子供たちの見た悌一
6.旧友たち
7.「永く本の家に帰る」
著者紹介:
鈴木正威(すずき まさたけ)
1932年 中国山東省青島市生まれ
1946年 日本へ引揚げ
1956年 早稲田大学政治経済学部経済学科卒
1959年 ブラジルへ移住
日本語教科書刊行委員会事務局長
日本語普及会事務局長
1974年 ニチボー商会設立 輸出入業務に従事
日伯文化連盟理事
1992年~2001年
三回にわたり中国へ赴任、満六年間青島・上海・河北にて
日中合弁事業に従事
2009年 人文科学研究所所長