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中野順夫(ブラジル農業研究者) 目 次はじめに 1 日本人農家に対する誤解 2 日本人農業史の研究と資料 3 本レポートの意図するところと記述法 第 1 章 ブラジルにおける野菜普及前史 1 ポルトガル人による野菜の導入 2 植民地時代の農業 3 共和革命前後の野菜流通事情 4 サン・パウロの都市化と野菜需要 5 ヨーロッパ人がもたらす食文化 第 2 章 サン・パ…
中野順夫(ブラジル農業研究者) 参考資料 日本語資料 (著者姓五十音順) 01 – 秋山桃水編 「高拓会会報」 第 1 号( 1958 年 10 月発行)~第 287 号( 2000 年 12 月 31 日発行)、高拓会発行、サン・パウロ州サン・パウロ市。 02 – アマゾニア産業株式会社ブラジル支社 「パラ州ブレーヴェス市ジュート試験場業務日誌」( 1938 年 9 月…
中野順夫(ブラジル農業研究者) 3 ジュート産業の盛衰 3-1 強制接収された Ciasa ブラジルにおける日本人移民史のなかで、事業の挫折や計画が失敗に終わったケースはいくつもあった。原因について深く分析しないまま、たいがいは、「戦争のため」というひとことでかたづけようとする。はたして、そういえるであろうか。企業関係の場合、ブラジル政府による「資産凍結」[注 27]をあげることが多い。だが、凍結…
中野順夫(ブラジル農業研究者) 2 アマゾンジュートの産業化 2-1 最初の量産で新聞が激賞 既述のとおり、尾山良太と中内義正は、1937 年 1 月から 3 月にかけて、商業生産目的の播種をおこなう。同年 3 月から 6 月にかけて収穫したジュートはすべて、長さ 3 メートルをこえる長繊維だった。尾山の収穫量は約 6 トン、中内は約 3 トン。Ciasa はこれをベレン市のマルチン・ジョルジェ商…
中野順夫(ブラジル農業研究者) 目 次はじめに 1 長繊維ジュートをえるまでの経緯 1-1 繊維植物としてのジュート 1-2 ジュート栽培の試み 1-3 辻小太郎のアイデア 1-4 荒木衛門による試験栽培 1-5 ジュート試作の中断 1-6 インド種ジュートの第四世代種子 1-7 長繊維種子の増殖 2 アマゾンジュートの産業化 2-1 最初の量産で新聞が激賞 …
前回までの『近代移民の社会的性格』に引き続き、アンドウ氏の『日本移民の社会史的研究』を掲載いたします。なお、表記は原則そのままとし、当時の著者の考えを再掲したものであるという点、ご了承ください。 日本移民の社会史的研究『研究レポートII』(1967年)収録アンドウ・ゼンパチ 1.序説 日本移民が1908年に初めてBrasilの土を踏んでから、50周年を迎えた1958年6月までに入国した数は199…
7.むすび 近代移民の社会的性格、および、その流出の社会経済的原因については、以上において詳述したことで明らかになったことと思う。要するに、“近代移民”と呼ぶところのものは、封建制から資本主義への移行期における農民層の分解、産業改革による影響、資本主義的恐慌、不況など、資本主義発展の歴史的過程における一つの社会現象である。そして、農民層分解が徹底的に行われる場合と不徹底に行われる場合とがあるが、…
5.アジア的出稼移民“華僑” 中国からの近代移民流出数は約1000万人といわれる。このうち約500万人が中国北部から満州および蒙古へ移住し、その他の約500(または600万ともいう)が中国南部から南洋方面へ出た。本論文では、南洋へ出た特色のある“華僑”について述べることにする。 中国では清代(16)には商業活動が盛んであったが政府の抑商政策によって商人に対する税が重く、また一方、農村における家内…
3.近代移民のさきがけ 新大陸の発見は、いろいろな意味で画期的な影響をヨーロッパに与えたが、その一つは、スペイン領アメリカで莫大な金銀とくに、銀が無尽蔵と思われるほどに採掘されたことである。その結果16世紀中ごろからヨーロッパに価格革命とよばれたほどのものすごい物価騰貴を招来した。(10) 金銀は原住民インジオを奴隷のように酷使して採掘されたので生産費は安かった。それに銀の量は全く莫大であった。…
柴田寛之 terça-feira, 20 de janeiro de 2015 はじめに 筆者は現在アメリカの大学院で社会学の視点から日系ブラジル人の国境を横断する繋がりの研究を行っている。本稿は、主に社会学を中心としたアメリカの移民研究の動向を背景として、ブラジルにおける日本移民および日系ブラジル人の移住過程が、近年急速に注目を集めているトランスナショナリズムという視角にとって戦略的重要性を有し…
「人文研ライブラリー」と称し、今まで当研究所が発行して来た刊行物の内容をサイト上にて公開していきます。なお、表記は原文のまま転載しております。 近代移民の社会的性格『研究レポートI』(1966年)収録アンドウ・ゼンパチ 1.序説 19世紀初頭から20世紀の30年代にかけて、日本をも含めて、移民は世界中いたるところから出た。しかも、凡そ7500万(1)というおびただしい数が流出して移民時代を現出し…

terça-feira, 20 de maio de 2014 この書の編纂に当って一と役を負わされたにもかかわらず、何等なすところなく、主として、桑原忠夫氏と輪湖俊午郎氏の執筆された原稿に眼を通させて頂いたに過ぎない。 また印刷は、パウリスタ印刷株式会社へ依頼した関係上、出版に経験深い河野寛氏に総ての点で少なからぬ配慮を煩わすこととなった。従って、殆ど役目を果たしていない私が、後記を綴るのは当…
O Instituto Brasil-Japão Integração Cultural e Social vem desenvolvendo um trabalho de registro histórico pertinente à imigração japonesa no Brasil, entrevistando alguns imigrantes e descendentes. A e…

安井大輔(京都大学大学院文学研究科)(←記事掲載時肩書き。現在のプロフィールは名前をクリック) 大学で社会学を学ぶわたしは、移民の食文化に関心を持って各地で調査を続けている。世界最大の日系コミュニティを有するブラジルでは、移民の出身地域から持ち込まれたり、入植先の文化とまじりあったりして作り上げられたさまざまな「日本食」が展開されている。全国的には寿司や刺身は有名だが、一方で地域特有のローカルフ…
長谷川 伸(関西大学商学部准教授) (1)はじめに 私はここ10年ほど,日本とブラジルの合弁企業として1958年に設立されたウジミナスを主たる研究対象としている。ミナスジェライス州のベロ・オリゾンテ市に本社を,イパチンガ市に製鉄所を持つウジミナスは,ブラジルで最も国際競争力のある鉄鋼メーカーであり,その国際競争力の有力な源泉の一つが日本からの技術移転であった。一方で,ウジミナスは戦後日本における…
辻 哲三(人文研 監査役) 経済の発展要素 歴史的に見て経済の発展要因と阻害要因をまとめて見ると下記のようになる。 発展要因(1) 広大な国土と資源、農業、気候に恵まれた。(2) 外国移民の導入が経済の活性化に繋がった。(3) 外資と技術の導入により、労働者は技術、規律、合理化、時間管理、等々を学んだ。 阻害要因(1) 歴史上、真の革命がなく、未だに植民地文化とイベリア半島の中世文化を引きずり、民…
辻 哲三(人文研 監査役) 混乱社会 さて、そのように世界にもまれな素晴らしい民族文化を持つブラジルではあるが、先ほど挙げたように、真の革命を経なかったためにイベリア半島の中世文化や植民地文化が温存されてしまった。特に特権階級に対する数々の恩典と法を超えた行動を容認する文化である。「汚職はブラジルの文化である」と公言する大統領、「取るけれども、それ以上に仕事をするのが私」と公言する元知事等がそれら…
辻 哲三(人文研 監査役) カトリックと経済 ブラジルはまた世界最大のカトリック信者の人口を擁する国であることも一つの特徴であろう。最近はプロテスタントが急速に伸びてきていることは確かであるが、植民地時代以来、1808年のポルトガル王国がブラジルに移転するまでは原則として異教徒であるプロテスタントは入国禁止の国であった。 故にカトリック教的な国民性を有するのは当然である。このこともブラジルの発展に…
ブラジル理解の必要性 ブラジルに関する経済指数は数多く報道されているし、経済に関する書籍も多数とはいえないが発行されている。しかし、ブラジルとはどのような国なのかという経営に必要な文化の全体像を表した本がないのである。本来ならば経営を始める前に、ブラジルとはどのような国なのかを調査すべき事柄であると思うのであるが、残念ながらテーマが大きすぎてなかなか情報が集まらないという問題がありそうである。しか…
The previous part of this article brought forward a brief summary of the evolution of kendo in Brazil until World War II. The next and last part will present an overview of kendo in Brazil during and …