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日系ブラジル移民は1908年の笠戸丸以来、膨大な文学制作にかかわってきました。プロになった者はごく限られますが、愛好家のサークルが戦前からほぼ途切れることなく活動し、新聞雑誌や同人誌に投稿が続けられています。発表者である細川教授は最近、その歴史を『日系ブラジル移民文学』(みすず書房)にまとめました。この発表ではその内容を要約し、かつ当事者からの意見や体験談の披露も期待されます。 研究例会「ブラジル…
2月22日、文協ビル1階小会議室にて今年度初めての研究例会が開催されました。お話し下さったのは、国際日本文化研究センター教授、細川周平氏です。細川氏は、1991年よりブラジルの日系人の間における文化活動を研究して来られ、既に三冊の本を著しておられます。今回のお話「日系ブラジル文学の雑感」は、昨年末刊行された「ブラジル日本移民百年史第三巻」の中で、細川氏が執筆された「日系ブラジル文学史概要」に基づい…

この度、『ブラジル日系コロニア文芸 別巻』(ブラジル日本移民百周年記念『人文研研究叢書』第8号、大浦文雄、ルネ・タグチ共著)がサンパウロ人文科学研究所より発刊されました。 2006年に『ブラジル日系コロニア文芸上巻』が発行されてから、『下巻』、そしてこの『別巻』と、コロニア文芸を概観する基本資料が完結した形になります。 『上巻』では短歌、俳句を、『下巻』では文学が扱われていますが、本書は詩…

先月19日、文協にて2009年度「にっけい文芸賞」授賞式が開かれ、そこで当研究所より発行された「ブラジル日系コロニア文学 下巻」(安良田済著)が散文部門において表彰されました。 選考の理由として、「これまで文芸に携わってきた人の足跡がもれなく収録されている大作」であるとの高い評価がなされました。 受賞された安良田氏は94歳にしての快挙に「まだ、二、三冊はかける」とのさらなる意欲を表明し、会場は拍手…

この度、『ブラジル日系コロニア文芸 下巻』(ブラジル日本移民百周年記念『人文研研究叢書』第7号、安良田済著)がサンパウロ人文科学研究所より発刊されました。 そこで、本書の出版記念会を下記の要領にて開催することになりました。皆さまのご参加をお待ちしております。 『ブラジル日系コロニア文芸 下巻』出版記念会日時:2008年9月27日(土) 午後2時場所:ブラジル日本文化福祉協会5階 エスペランサ婦人会…

この度、『ブラジル日系コロニア文芸 下巻』(ブラジル日本移民百周年記念『人文研研究叢書』第7号、安良田済著)がサンパウロ人文科学研究所より発刊されました。 2006年に出版された『ブラジル日系コロニア文芸上巻』の続編として、本書では「創作(小説)・文学評論」を中心としてブラジル日系「コロニア文学」の歴史を記述。ブラジル日系移民文学の歴史を「第1期 (1908-1945年)」、「第二期(1946…

8月21日(木)午後6時半より、国際日本文化研究センター細川周平教授による講演『遠くにありてつくるもの』(サンパウロ日本文化福祉協会1階)が行われました。 細川氏は、本年7月に刊行された著書『遠くにありてつくるもの:日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房)の内容を紹介しながら、「郷愁」というテーマについて解説。郷愁という思いが、社会科学者によって単に「後ろ向きな感情」と捉えられやすいこと…

水野昌之 弁護士野尻アントニオは本業の傍ら翻訳の仕事、主として日、伯語訳をやっていた。『ポルトガル語の語学力ではどんなブラジル人作家、文筆家にも引けを取らない自信がある』。事実、日本人、ブラジル人を含めて両国語が十分にでき、両国の文学に精通した二世は彼を措いていなかった。日本文学に対しては「神髄を極めていた」といわれたほど造詣の深い一人であった。何よりも日本語のもつニユアンスを愛した。 従来ブ…

田中慎二 ブラジル日本移民史料館の第3代館長・尾関興之助(1912─1994)が、コロニア文学振興に果した功績は大きく、人文研との関わりも人文研の前身である土曜会時代からのメンバーで活発な文筆活動を行っている。1950年代に土曜会で刊行していた同人雑誌『時代』を見ると、執筆者には錚々たる顔ぶれが揃っており、内容の充実さはさすがである。参考までに1953年11月に刊行された『時代』15号の目次を紹介…