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当研究所本山省三理事長(サンパウロ大学教授)執筆の“Sob o Signo do Sol Levante”(ポ語:日の出の象徴の下で)が先月刊行されました。発行責任者はブラジル日本移民百周年記念協会と伯日文化社会統合協会。 この本はブラジル日本人移民史の開始前後から1941年までの期間を扱っています。移民が始まる以前の日本、ブラジルそして世界の情勢から、どのような経緯で日本人の移民たちがブラジルに…
その沿革と現状 人文研の勉強会は、2007年、当時移民史料館のJICA派遣シニアボランティアとして勤務していた中村茂生氏の提唱によって誕生した。 第1回は、同年10月やはり当時当研究所の客員研究員として在籍中の長崎シーボルト大学教授関谷融氏によって行われた。爾来、勉強会は不定期に開催され、日本語による発表を原則としているが、ポ語による発表は通訳をつけ、すでに19回を数えて今日に至っている。 …
長谷川 伸(関西大学商学部准教授) (1)はじめに 私はここ10年ほど,日本とブラジルの合弁企業として1958年に設立されたウジミナスを主たる研究対象としている。ミナスジェライス州のベロ・オリゾンテ市に本社を,イパチンガ市に製鉄所を持つウジミナスは,ブラジルで最も国際競争力のある鉄鋼メーカーであり,その国際競争力の有力な源泉の一つが日本からの技術移転であった。一方で,ウジミナスは戦後日本における…
2月22日、文協ビル1階小会議室にて今年度初めての研究例会が開催されました。お話し下さったのは、国際日本文化研究センター教授、細川周平氏です。細川氏は、1991年よりブラジルの日系人の間における文化活動を研究して来られ、既に三冊の本を著しておられます。今回のお話「日系ブラジル文学の雑感」は、昨年末刊行された「ブラジル日本移民百年史第三巻」の中で、細川氏が執筆された「日系ブラジル文学史概要」に基づい…

言論活動を通して邦人社会の文化的発展に尽力した“コロニアの啓蒙家” アンドウ・ゼンパチ(本名・安藤潔)の生誕110年を記念しての展覧会が、ブラジル日本移民史料館で、1月28日まで開催されている。アンドウ・ゼンパチの生涯を写真付きで説明したパネルや、著書『ブラジル史』(岩波書店)の本人直筆の原稿展示のほか、アンドウ氏の子孫たちが思い出を語る証言映像が上映されている。 展覧会の開会と同時に配布された小…
本年度当研究所研究事業の一環で、客員研究員としてお招きすることになっていた関西大学長谷川伸准教授が先月24日に着伯されました。 長谷川氏は日伯合弁企業ウジミナスと日系社会の関わりについての研究を目的として来伯されました。 1950-60年代、日系社員たちが専門的な教育やトレーニングを十分に受けられないという困難な状況のもとで、大きく文化が異なる両国をつなぐ通訳という困難な仕事をしたばかりか、媒介者…
「人文研」No.6 が発刊されてからすでに5年が経過いたしました。この間、ブラジル日本移民百周年記念『人文研叢書』(第4号~第7号)の刊行、移民百周年事業への間接的な参加、また日本移民史料館の特別企画展『笠戸丸以前の移民小史』の開催とそれに伴う同名の小冊子の発刊協力、さらに当研究所の人事入れ替えなどにより、『人文研』No.7の刊行が滞ることとなりました。 今回からの企画として、ポルトガル語での論文…
将来への新しい研究者の育成を目指し、当研究所は奨学制度を新設しました。奨学制度を受けることを希望される方はまず、当研究所にある申込み用紙を記入し、履歴書とFAPESPの定式に基づいた15ページほどの計画書を当研究所の方へ提出して下さい。研究テーマは①ブラジル日本移民研究、あるいは②日伯交流研究のいずれかになります。その後、面接が計画されます。 現在のところ、4~5名の奨学生が募集されています。その…
当研究所は、ブラジルにおけるユニークな民間の研究機関として、その活動や実績を重ねて参りましたが、近年、その中核となる研究員を欠いているため、残念ながら研究機関としての新たな調査や研究を実施できない問題に直面しております。 研究所を取り巻く内外の状況の変化に対処するには、従来の日本人研究者の起用や育成には限界に来ていることにかんがみ、日系人を含むブラジル人から新たに研究員を育成することの必要性が…

8月21日(木)午後6時半より、国際日本文化研究センター細川周平教授による講演『遠くにありてつくるもの』(サンパウロ日本文化福祉協会1階)が行われました。 細川氏は、本年7月に刊行された著書『遠くにありてつくるもの:日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房)の内容を紹介しながら、「郷愁」というテーマについて解説。郷愁という思いが、社会科学者によって単に「後ろ向きな感情」と捉えられやすいこと…
サンパウロ人文科学研究所の客員研究員である細川周平氏(国際日本文化研究センター教授)による新著『遠きにありてつくるもの:日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房)が出版されました。膨大な資料研究と多年にわたる現地調査に基づきながら、「思い」、「ことば」、「芸能」の三つのテーマを手がかりにブラジル日本移民の郷愁とアイデンティティの問題に迫っています。 Amazon.comのページはこちら 著…

この度、サンパウロ人文科学研究所とブラジル日本移民史料館は、戦前、葡和・和葡辞書を編纂した大武和三郎の生涯を紹介する小冊子『日伯友好の礎〜大武和三郎〜辞書編纂と数奇な生涯』を刊行しました。 これはニッケイ新聞の堀江剛史記者が本年2月から3月に渡り同紙で連載した『日伯友好の礎~大武和三郎~辞書編纂と数奇な生涯』を収録するとともに、ブラジル日本移民史料館「大武和三郎」常設コーナーに関する紹介や、大…
3月13日(木)午後、当研究所会議室にて2008年度通常総会が開かれ、2007年事業・会計報告、及び2008年度の事業・会計計画が発表されました。さらにここで新たな役員が改選されました。 以下にその一部を紹介いたします。 2007年度事業報告 I.出版事業ブラジル移民百周年を記念して企画された叢書の一部として、下記の書籍が上梓された。1. 『ある日本人農業移民の日記が語る–ブラジ…
河合武夫 1947年1月に発刊された「土曜会」の同人誌「時代」第一号から、河合武夫の「随想」をそのまま転載する。手書き・謄写版印刷の第一号は80部ほど配布されたとのことだが、現在では非常に希少な資料となっている。その後の日系社会に少なからぬ影響を与えることになる「土曜会」のメンバーが、太平洋戦争終結直後の混乱の中で、いかなる運動を指向していたのか。その思索の一端を理解する手がかりとなろう。河合は「…
半田知雄 ここでは、「時代」第1号に掲載された半田知雄の評論文「新文化建設の指標」の後半部分を紹介する。 自分の記憶を辿りつゝ反省してみれば、最初の日本文化論は、概ね、日本精神云々の論であって、当代の政治家・國文学者などの主張であった。精神修養の目的を持ったものが多く、所謂「髙等批判」を受けることが少なかった。それはただ、新しい卋界觀として発展したものではなく、まして経済思想や社会思想の分野にま…
半田知雄 ここでは、「時代」第1号に掲載された半田知雄の評論文「新文化建設の指標」の前半部分を紹介する。「今日卋界文化の立場から批判してみると、我々のとった態度がいかに党派的であったかが思ひあたるのである。もしこれを止むを得ざる一時的方法であったとすれば、我々は今こそ、眞の日本文化・日本精神を確立するために努力すべきであらうと思ふ」という言葉に、日本の敗戦を起点としながら、あくまで新たな「日本文…
1947年1月に発刊された「土曜会」の同人誌「時代」第一号から、アンドウゼンパチの「知性人としての教養と讀書」をそのまま転載する。手書き・謄写版印刷の第一号は80部ほど配布されたとのことだが、現在では非常に希少な資料となっている。その後の日系社会に少なからぬ影響を与えることになる「土曜会」のメンバーが、太平洋戦争終結直後の混乱の中で、いかなる運動を指向していたのか。その思索の一端を理解する手がかり…
1947年1月に発刊された「土曜会」の同人誌「時代」第一号から、アンドウゼンパチの「知性人としての教養と讀書」をそのまま転載する。手書き・謄写版印刷の第一号は80部ほど配布されたとのことだが、現在では非常に希少な資料となっている。その後の日系社会に少なからぬ影響を与えることになる「土曜会」のメンバーが、太平洋戦争終結直後の混乱の中で、いかなる運動を指向していたのか。その思索の一端を理解する手が…
1947年1月に発刊された「土曜会」の同人誌「時代」第一号から、アンドウゼンパチの「知性人としての教養と讀書」をそのまま転載する。手書き・謄写版印刷の第一号は80部ほど配布されたとのことだが、現在では非常に希少な資料となっている。その後の日系社会に少なからぬ影響を与えることになる「土曜会」のメンバーが、太平洋戦争終結直後の混乱の中で、いかなる運動を指向していたのか。その思索の一端を理解する手が…
1947年1月に発刊された「土曜会」の同人誌「時代」第一号から、アンドウゼンパチの「知性人としての教養と讀書」をそのまま転載する。手書き・謄写版印刷の第一号は80部ほど配布されたとのことだが、現在では非常に希少な資料となっている。その後の日系社会に少なからぬ影響を与えることになる「土曜会」のメンバーが、太平洋戦争終結直後の混乱の中で、いかなる運動を指向していたのか。その思索の一端を理解する手が…