『ブラジル研究叢書』は、サンパウロ人文科学研究所の前身である「サンパウロ人文科学研究会」によって刊行された研究シリーズです。ブラジル社会および日系移民の歩みを学術的に捉え、その歴史的展開と将来的展望を明らかにすることを目的として編まれました。1953年に第一集を発行し、1963年までに第四集が刊行されています。
本叢書では、農業・商工業の発展、生活文化の定着、社会構造の変容など、多様な観点からブラジル社会の実態を記録し、考察しています。移民受入初期から戦後に至る過程において、日本移民が直面した課題や適応のあり方を体系的に整理し、社会学的・歴史学的研究の基礎資料としての役割を果たしています。