
前山 隆Takashi Maeyama
1933 – 2024
第三代専任研究員
文化人類学(日系社会・人種・エスニシティ論)
1933年8月、北海道札幌市生まれ
1954年4月、静岡大学文理学部に入学。1961年4月、サンパウロ大学給費留学生採用通知を受けて、貨物船春国丸でブラジルへ渡り、サンパウロ大学付属パウリスタ博物館民族学部門に通う。1963年、サンパウロ大学付属サンパウロ政治社会学院大学院に入学、また斉藤広志の紹介で土曜会に入会する。人文研創立時には初代事務員を務めた。
1965年、テキサス大学、コーネル大学、サンパウロ大学の共同研究に参加し、日系社会研究に入る。1967年よりアメリカへ留学し、文化人類学を学ぶ。アメリカやブラジルでの調査研究生活を経て、1974 年に博士号を取得、同年10月にブラジルへ戻り、人文研専任研究員に就任する。
1975年にはサンパウロ州立大学リオクラーロ文理科大学社会科学部の助教授に就任。1977年には信州大学人文学部からの招聘で助教授に就任し、日本へ帰国する。
1980年7月、筑波大学歴史人類学系へ転任、また1985年4月には静岡大学人文学部へ転任し、1997年に同大学を定年した。翌年からは阪南大学国際コミュニケーション学部教授となる。
2024年12月9日に静岡県静岡市にて逝去。
『非相続者の精神史 或る日系ブラジル人の遍歴』(叢書ライフ・ヒストリー2、御茶の水書房、1981年)
『移民の日本回帰運動』(NHKブックス418、NHK出版、1982年)
『市民13660号-日系女性画家による戦時強制収容所の記録-』(ミネ・オークボ共著、御茶の水書房、1984年)
『エスニシティとブラジル日系人:文化人類学的研究』(御茶の水書房、1996年)
『ドナ・マルガリーダ・渡辺:移民・老人福祉53年』(御茶の水書房、1996年)
『異邦に日本を祀る:ブラジル日系人の宗教とエスニシティ』(御茶の水書房、1997年)
『異文化接触とアイデンティティ:ブラジル社会と日系人』(御茶の水書房、2001年)
『風狂の記者:ブラジルの新聞人三浦鑿の生涯』(御茶の水書房、2002年)
『ラテンアメリカの日系人:国家とエスニシティ』(慶応義塾大学地域研究センター叢書、柳田利夫編集・著、国本伊代・比嘉マルセーロ・前山隆著、慶應義塾大学出版会、2002年)
『個人とエスニシティの文化人類学 理論を目指しながら』(2003年)
『文学の心で人類学を生きる:南北アメリカ生活から帰国まで16年』(御茶の水書房、2010年)
翻訳『現代日本の祖先崇拝(上)-文化人類学からのアプローチ-』(ロバート・J・スミス著、御茶の水書房、1981年)
翻訳『現代日本の祖先崇拝(下)-文化人類学からのアプローチ-』(ロバート・J・スミス著、御茶の水書房、1981年)
編集『ハワイの辛抱人-明治福島移民の個人史-』(渋谷正六原著、御茶の水書房、1986年)