研究例会開催のお知らせ:「⾔語政策理論から考える⽇系⼈のことばのデザイン」
segunda-feira, 12 de fevereiro de 2018

近代以降、⾔語は国家と国⺠を創出するために作られてきました。日本でも、明治維新以降、特定地⽅の「日本語」が選択され、標準化され、⻄欧思想が表現できるよう語彙が作り出されてきました。同一性の高い日本は「日本-日本人-日本語」の結びつきが強く、このイデオロギーが現在でも強い一⽅で、ブラジルに移⺠した日本人には、この図式が当てはまりません。特に⼆世以降は⾃⼰アイデンティティに悩むことになります。では、移住者や日系人のことばとは何なのか? この問いを⾔語政策理論の図式を使いながらお話しいただきます。


研究例会
「⾔語政策理論から考える⽇系⼈のことばのデザイン」
講師 福島⻘史氏(国際交流基⾦サンパウロ日本⽂化センター
日本語上級専門家)
日時 2018 年 3 月 1 日(木)午後 6 時半(開場午後6時)
場所 ブラジル日本文化福祉協会 5階 県連会議室
入場無料。事前申し込み不要。


福島青史氏プロフィール
鳥取県米子市生まれ。1994 年に JICA 海外開発⻘年としてメキシコで日本語教師を始める。その後、国際交流基⾦の派遣により、タシケント国⽴東洋学⼤学、ノボシビルスク国⽴⼤学、ウズベキスタン・日本人材開発センター、国際交流基⾦ブダペスト日本⽂化センター、国際交流基⾦ロンドン日本⽂化センターで勤務。2015 年より現職。2009 年早稲⽥⼤学⼤学院日本語教育研究科博⼠後期課程修了。博⼠(日本語教育学)。著書に『複⾔語・複⽂化時代の日本語教育』(共著)凡人社、『異⽂化間教育とは何か』(共著)くろしお出版


サンパウロ人文科学研究所 Centro de Estudos Nipo-Brasileiros