研究例会のお知らせ:『「埋もれた声」の蘇生のために-日系移民のオーラルヒストリー再生プロジェクト』
quinta-feira, 15 de agosto de 2013
当研究所には、70年代から80年代にかけて、その当時コロニアが直面していた諸問題(文化交流・同化・日系社会・二三世問題・婦人・宗教・経済など広範に及ぶ)について、ゼミナール、座談会、インタビューの形で収録した貴重な音源資料(オーラル・ヒストリー)が約240本保存されております。
けれども、これらの資料は月日の経過とともにその劣化が懸念されており、当研究所では、本年度からその全面的なデジタル化を目指す企画が進められております。
今回、研究例会にて講師として参加される早大森本教授・国研朝日准教授の両氏は、日本において、すでに在外日系移民資料の調査と研究プロジェクトに取組んでおられ、当所に所蔵されている音源資料のデジタル化と文字起しについても全面的に協力くださる意向を表明され、研究会では、そのプロジェクトについて発表していただくことになっています。
「埋もれた声」としてこれらの音源資料の保存や活用は、コロニアにとっても身近な課題であり、研究会ではきっと意義ある発表とともに活発な質疑も期待されるでしょう。
研究例会
「埋もれた声」の蘇生のために-日系移民のオーラルヒストリー再生プロジェクト
講師 森本豊富氏(早稲田大学人間科学学術院教授)
朝日祥之氏(国立国語研究所准教授)
日時 2013年8月20日(火)18時30分より
場所 ブラジル日本文化福祉協会 1階 13号会議室