研究例会開催のお知らせ:「日本で外国籍の親と暮らす子どもの高校在学率について ―2010年国勢調査データを用いた国籍間・都道府県間の比較―」
terça-feira, 27 de fevereiro de 2018
日本に在住する外国籍の親と暮らす子どもの高校在学率を子どもの国籍別に算出すると、韓国・朝鮮籍が97%、中国籍が90%、ブラジル籍が77%、フィリピン籍が77%、ペルー籍が84%となるそうですが、こうした差異は一体何によって生じるのでしょうか。
今回の研究例会では計量的手法により、子どもの家庭背景や子どもが生活する都道府県の特徴が高校在学率に及ぼす影響を明らかにするとともに、それらの影響を差し引いた後に依然として残る国籍間格差の要因が何なのかについてお話いただきます。
研究例会
「日本で外国籍の親と暮らす子どもの高校在学率について
――2010年国勢調査データを用いた国籍間・都道府県間の比較――」
講師 鍛治 致(かじ いたる)氏(大阪成蹊大学准教授)
日時 2018 年 3 月 15 日(木)午後 6 時半(開場午後6時)
場所 ブラジル日本文化福祉協会 5階 県連会議室
入場無料。事前申し込み不要。
鍛治致氏プロフィール
1968年山形県生まれ。大阪成蹊大学マネジメント学部准教授。専門は教育社会学。京都大学教育学研究科博士後期課程を退学し、現職。
著作に「中国出身生徒の進路規定要因」(『教育社会学研究』第80集、2007年)、「2010年国勢調査にみる外国人の教育」(『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』 第39号、2015年、共著)など。