Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
人文研が今までに行った研究活動の中でも最も規模の大きなものの一つは、1987年から1988年にかけて実施された日系人口調査でしょう。そして、この調査結果報告の一部をサイト上にて公開できましたことをお知らせいたします。 ある特定の国の人口に関する正確かつ信頼出来るデータを収集するというのは並大抵の作業ではありません。そのことを考えると、ブラジルのような広大な国に散らばる少数の移民に関する統計を作成す…

去る11月13日、本年度2回目の研究例会が開催されました。講演者は、立教大学文学部丸山浩明教授。丸山教授はすでに30年近くブラジル研究を続けてこられ、2008年にも当研究所の研究例会にてパンタナールについての講演をしてくださっており、今回が2回目の講演でした。今回のテーマは「アマゾン奥地の日系人-おもにマウエスの事例-」で、アマゾン地方に入った日本人移民とその子孫たちを扱ったものでした。 戦前から…
アマゾンの日本移民について語る場合、概してトメ・アスー移住地などで日系人が集住して活躍している姿が取り上げられがちです。しかし、実際にはアマゾン移民の多くは離散して、現地に残ったその子孫たちもブラジル社会に同化して生活しています。今回はアマゾンでも最も早期に日本人が入植したアマゾナス州のマウエスをおもな事例に、「日系」という概念がどれほど彼らに有効なのか、具体的な日系人のライフヒストリーや生活ぶり…

8月27日、文協ビル1階小会議室において、本年度第一回目の研究例会が開催されました。お話ししてくださったのは、小嶋茂氏(JICA横浜)でした。テーマは「日系人定義の変容とnikkeiアイデンティティ」というもので、「移民」「日系人」「nikkei」など非常によく用いられている表現の意味合いが時代と共にどのように変わってきたかを説明して下さいました。 事の発端は江戸時代まで遡り、ペリーの日本来航によ…
時代とともに「日系人」の定義は変化して来ました。外務省の認識も移民当初から大きく変化しています。もはや血筋や戸籍などでは定義しきれなくなった現在、日系人をどうくくるべきか、日本やブラジルよりもアメリカで議論の対象になっているこのテーマ、「文化・価値を共有する人たち」という傾向で語られつつある日系の現在の姿を、日系移民研究の先端から語っていただきます。 研究例会「日系人定義の変容とnikkeiアイデ…
当研究所顧問の清谷益次氏(96歳)が15日逝去されました。 清谷氏は1926年、尋常小学校5年生の半ばで家族と共にブラジルへ移住され、パウリスタ新聞社や南伯農協中央会文化部などで活躍されました。 そういった経験を生かし、1986年よりサンパウロ人文科学研究所の理事そして顧問を務められ、その間、人文研のメンバーが中心になり編纂された『ブラジル日本移民八十年史』(1991)へも執筆されています。 また…
2012年6月 サンパウロ人文科学研究所 1.目的 人文研の目的である「ブラジル日本移民及び日系社会研究」と、新たに「日本とブラジル交流研究」、そして「日本史研究」に従事する若手の研究員育成を目指し、その学習基盤の一助となるための奨学制度を設置する 2.人員 4名 3.資格 現在大学学部2年以上の在学生で、基本的にはポルトガル語が優先されるが、研究の分野によっては日本…

ブラジル日本移民史料館(MHIJB)が、新たにホームページを公開しました。 史料館の展示紹介を始め、その他の所蔵資料や写真資料が公開されています。 また、乗船者名簿に基づいた移民のデータベースを構築する「足跡プロジェクト」による検索システムへのリンクもあります。 各種資料のデジタル化などの様々なプロジェクトを進行させている移民史料館、今後ともサイトを通して貴重な移民資料の公開が期待されます。 O …

当研究所本山省三理事長(サンパウロ大学教授)執筆の“Sob o Signo do Sol Levante”(ポ語:日の出の象徴の下で)が先月刊行されました。発行責任者はブラジル日本移民百周年記念協会と伯日文化社会統合協会。 この本はブラジル日本人移民史の開始前後から1941年までの期間を扱っています。移民が始まる以前の日本、ブラジルそして世界の情勢から、どのような経緯で日本人の移民たちがブラジルに…
2012年度通常総会が3月21日、当研究所にて開催されました。総会の席上、2011年度事業報告および2012年度事業計画案が発表され、また新しい理事会も選出されました。以下に一部をご紹介いたします。 2011年度事業報告書 1.「日本移民・日系社会史年表」増補版の編集と刊行 本年表は本編の1995年刊行以来2010年までの増補版として、その間の日系社会の解体や変容、日本への就労者の激増、内外の注目…
その沿革と現状 人文研の勉強会は、2007年、当時移民史料館のJICA派遣シニアボランティアとして勤務していた中村茂生氏の提唱によって誕生した。 第1回は、同年10月やはり当時当研究所の客員研究員として在籍中の長崎シーボルト大学教授関谷融氏によって行われた。爾来、勉強会は不定期に開催され、日本語による発表を原則としているが、ポ語による発表は通訳をつけ、すでに19回を数えて今日に至っている。 …
この度、人文研サイトをスマートフォン用に表示が最適化されるよう変更を加えました。 スマホ用に表示がなされるのは、トップページ、記事のページ、「研究所の概要」、「ブラジル日系移民」、「販売図書」、そして「蔵書検索」の各ページです。いずれも日本語のページのみです。(一部ポルトガル語でも) 未だ試験的な状態ですので、ある程度の不都合が生じる可能性もありますので、その際、お使いの機種、ブラウザ、ご覧になっ…
1月と2月の寄贈書籍の紹介です。 『ブーゲンビリア 遥かなる大地 上巻』 サンパウロ市在住の実業家・中島宏氏から著書、『ブーゲンビリア 遥かなる大地 上巻』(文藝春秋企画出版部、2011年)が寄贈されました。図書室で閲覧できますので、お立ち寄りください。 あらすじ:1909年、山懸商会の一員としてリオデジャネイロへ渡った28歳の出口峯一郎。大戦へと向かう激動の世界情勢か、日本人移民の先駆けとなった…
12月13日、文協ビル1階小会議室において、『日本移民・日系社会史年表増補版(1996~2010年)』の出版記念会が開かれました。本編刊行(1996年)以降の日系社会史で、南米銀行の解体、日本へのデカセギ現象とそれに伴う諸問題、2008年のブラジル日本移民100周年などに代表される出来事を分かりやすく表にまとめたものです。 あいさつに立った宮尾進顧問は、「ブラジルの現代史に欠けていたものを補っ…
当研究所会員の三田千代子・上智大学教授編著の『グローバル化の中で生きるとは』(上智大学出版、2011年)がこのほど寄贈されました。全8章を概観、企業と地方自治体、学校と教会、生活戦略、概括に分け、ブラジルおよびペルーで調査経験のある研究者11人が執筆しています。図書室で閲覧できますので、お立ち寄りください。 『グローバル化の中で生きるとは』 目次 第1章 ブラジル人のディアスポラと日本のブラジル人…
研究所の所蔵図書データベースを公開してから二年が経過し、この間、多くの方々に利用して頂いています。そしてここに、日本語以外の移民関係図書データベースを公開するに至ったことをお知らせいたします。 現在、人文研では日本語以外の図書を約三千冊所蔵しており、そのうち約五百冊がブラジルにおける日本人移民を始め、様々な国からの移民を扱った書籍です。言語もポルトガル語と英語を主とし、イタリア語、ドイツ語、スペイ…

8月18日、文協ビル1階小会議室において、第一回「人文研を考える」シンポジウムが開催されました。このシンポジウムは、当研究所本山理事長の提唱により企画されたもので、今岐路に立つ人文研の将来を考えるにあたり、外部から知識者をお招きし意見を拝聴することを目的としています。 初回である今回は日本語話者よりパネリストを3名お招きいたしました。ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)会長園田昭憲氏、通訳・翻訳…
当研究所の将来のあり方について、外部識者の意見を伺う趣旨で企画されました本シンポジウムは、その第1回日本語の部をすでに実施いたし、今回はポルトガル語の部を下記の要領にて開催いたすことになりました。是非ご来聴くださるようご案内申し上げます。(日本語の通訳がつきます。) 第二回「人文研を考える」シンポジウム 日時 2011年10月27日(木)18時30分 場所 文協ビル 1階 13号室 挨拶 本山理事…
当研究所では、2010年度より奨学生制度を開設し、新たなる研究者の育成を目指していますが、このたび第一期生四名による論文集(ポ語)を発刊するにいたりました。 論文のテーマはそれぞれ、「日本人移民揺籃の地——サンパウロ州リベイラ河流域イグアッペ・レジストロ両植民地における日本移民の小史」(小林ブルーナ)、「ブラジル日本人移民への差別および偏見について(1895~1924)——歴史的研究の試み」(山田…
当研究所の本年第2回の研究例会を下記の要領にて開催いたします。 今回は、従来の趣向を変えて、ブラジルの新聞界で活躍している日系人ジャーナリストをお招きし、外から見た日系社会について忌憚のないご意見を伺うことにいたしました。新しい発想と視点に基づくユニークな対コロニア観が伺えるかと期待しています。 なお、講演はポ語によって行われますが、通訳がつきます。 日時 6月20日(月)18時30分より 場所…