「ブラジル日系コロニア文学 下巻」 にっけい文芸賞受賞
quinta-feira, 03 de dezembro de 2009
先月19日、文協にて2009年度「にっけい文芸賞」授賞式が開かれ、そこで当研究所より発行された「ブラジル日系コロニア文学 下巻」(安良田済著)が散文部門において表彰されました。
選考の理由として、「これまで文芸に携わってきた人の足跡がもれなく収録されている大作」であるとの高い評価がなされました。
受賞された安良田氏は94歳にしての快挙に「まだ、二、三冊はかける」とのさらなる意欲を表明し、会場は拍手喝采に沸きました。
「ブラジル日系コロニア文学 下巻」は、当研究所がブラジル日本移民百周年記念事業として行なっている『人文研研究叢書』の第7号として発行されました。著者の安良田氏はコロニア文学界の要として永い活動を続けてこられ、現在「武本由夫文学賞」、「パウリスタ文学賞」などの選考委員をつとめておられます。
当研究所では、先々月安良田氏をお招きし、「コロニア今昔物語」シリーズ第三回を開催いたしました。