人文研の[食]をめぐる移民史研究
terça-feira, 16 de julho de 2019

 今年、日本人が移民してから111周年を迎えたブラジルでは、日本食の食材に事欠くことはほとんどなくなりました。しかし、今ではあって当たり前の日本米も味噌、醤油もブラジルに日本人移民が上陸した時からあったわけではありません。また、ブラジルの日系人は日本食ばかりを食べて来たわけでもなかったようです。それではどのようにして現在の日系人の食卓が出来上がって来たのでしょうか。

 それをひも解く格好の論文が人文研紀要第2号(1998年)に、「<食>をめぐる移民史」として論じられています。執筆者は現在、サンパウロ大学サンパウロ大学哲学・文学・人間科学部教授を務める森幸一先生です。 今回はその(1)として「戦前のコロノ・植民地時代」の論文をPDF版にて掲載いたします。

<食>をめぐる移民史 戦前のコロノ・植民地時代(森幸一)


サンパウロ人文科学研究所 Centro de Estudos Nipo-Brasileiros