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移民
ブラジル日系移民

ブラジルに於ける日系人口調査報告書
-1987・1988-




はじめに



本報告は「ブラジル日本移民80年記念事業」の一環として、1987、1988年の2年間に亙って実施された「ブラジル日系人口実態調査」の集計結果の一部である。1987年度にはサンプル確定とそれの基本的調査がおこなわれ、1988年7月には、社会経済的基本調査が実施された。また、この二度の基本調査の間には数度の補充調査が行われた。

1987年6月の「移民の日」には、第一次基本調査の中間報告が行われ、ブラジル在住日系人口は1.168.000人(±22.000人)と発表された。しかし、その後、数度に亙って試みられた補充調査の結果、1987年7月現在の、ブラジル在住日系人口数は1.228.000人(±3.000)と是正されるに至った。従って、本報告書では1987年の人口に関する数値はこの数を基礎としたい。また、1988年7月現在の日系人口は自然増加の結果、1.250.000人に増加したが、本報告書ではこれにサンプル世帯への転入日系人30.000人を加えた1.280.000人という数値を基礎に統計が作製されている。

この報告書で呈示される結果表は基本的なものである。調査結果はコンピュータテープに全てインプットされているが、その全てが集計されたわけではなく、その中の基本的な項目に関してのみ、集計作業が行われた。この意味に於いて、本報告書は中間報告書という位置づけを持つ。本報告は調査の概要、人口、経済的側面、社会的側面、1年間の動きという項目から構成されている。本報告書には80葉程度の結果表が収められているが、これらはすべて男女別か都市・農村別か年齢別という指標から目次に示されたような項目が集計されたものであり、例えば職業別×経済階層別、職業別×学歴といったクロス集計は全く行われていない。この意味に於いても、本報告書は中間報告書的性格を有しているといえる。様々な角度、側面からの多角的説明は近い将来に刊行予定である最終報告書の中で行われることとなろう。しかし、本報告書に於いてもブラジル全体や1958年に実施された日系人口調査の調査結果との比較が可能な項目に関してはこうした作業を可能な限り行っており、ブラジル全体との比較や30年間の変化をみることもある程度は可能である。

尚、本報告の記述はそれぞれの項目の冒頭で全般的な解説がなされ、必要あるいは重要と思われる結果表に関してはそれぞれの表の下部で個別的な説明を行うというかたちで統一されている。
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